Be → Do → Haveの原則とは?

〜40代・50代 カウンセラーが成長するために〜
「もっと、経験を積んだら自信が持てる」
「資格を取れば、より良いカウンセラーになれる」
…と考えたときはないでしょうか?
40代・50代になり、ある程度の経験を積んできたものの…
「今さら、学び直すのは大変」
「スキルアップの仕方が分からない」
…と悩んでしまうときもあるかもしれません。
例えば、長年の経験を持つカウンセラーが、ある日ふと「今のやり方で本当に大丈夫なのか?」と不安を抱えたり、新しい技術を学ぼうとしても「自分にはもう遅いのでは…」と尻込みを感じてしまっっても、きっと不思議はないと思います。
特に、現場経験があるほど「本当にこれでいいのか?」と立ち止まるときが増えたり、新しい学びに抵抗を感じてしまう心境もあるかもしれません。
多くの人は「Have → Do → Be(持つ→する→なる)」の順番で考えがちです。
例えば…
「カウンセリング技術を身につければ(Have)」
「効果的な支援ができ(Do)」
「優れたカウンセラーになれる(Be)」といった考え方です。
しかし、このアプローチでは、本当の成長や充実感を得ることが難しい場合も多いのです。
そこで重要なのが、「Be → Do → Have(在る→する→持つ)」という考え方です。
これは、まず「在り方(Be)」を決め、それに沿った行動(Do)をし、その結果として成果(Have)を得る という原則です。
この考え方は、自己啓発の分野でよく知られており、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』にも通じる考え方です。
古くは哲学者のアリストテレスも「人は習慣によって徳を育む」と述べており、内面の在り方が行動を導くという考え方は、歴史的にも根拠のあるものです。
この考え方を理解して実践し続けていき、外的要因に振り回されることなくカウンセラーとしての自分を確立し、より深い信頼を築いていけるように考えます。
経験豊富なカウンセラーがぶつかる壁と、「Be → Do → Have」
ケース1:経験はあるが自信が持てない
50代のカウンセラーAさんは、20年以上のキャリアを持ち、多くのクライアントと向き合ってきました。
それでも最近は、「若い世代のカウンセラーは最新の心理学理論を学んでいるし、自分のやり方は古いのではないか」と感じて、現場での自信を失いかけています。
Aさんは「最新の資格を取れば(Have)、自信を持って(Do)、良いカウンセラーでいられる(Be)」と考えていました。
しかし、資格を取っても、結局は「まだ足りない」と感じてしまうことに気づきました。
そこで、「私はクライアントと共に成長できるカウンセラーだ(Be)」と決め、クライアントに対する向き合い方を見直しました(Do)。
その結果、自分の経験が強みであることを再確認し、より深い信頼関係を築けるようになりました(Have)。
さらにAさんは、同じ悩みを持つカウンセラー仲間と、定期的に交流しながら学び合うサードプレイスに参加するようにしました。
そこで得たフィードバックを通じて、自己認識を深める体験を重ねています。
また、長年の経験があるからこそ提供できる独自の視点を活かし、若手カウンセラーへのスーパーバイズにも積極的に取り組むようになっているところです。
ケース2:新しいスキルを学びたいが、何をすればよいか分からない
40代のカウンセラーBさんは、「マインドフルネスやポジティブ心理学が注目されているが、自分も学ぶべきか?」と悩んでいました。
ですが、新しいスキルを学ぼうとすると、「本当に役立つのか?」・「今のやり方を変えて大丈夫か?」と不安になってしまい、なかなか踏み出せません。
Bさんは「新しいスキルを身につけたら(Have)、実践できて(Do)、成長できる(Be)」と考えていました。
しかし、「私は柔軟に学び続けるカウンセラーだ(Be)」と決めたところから、学び方に対する不安が軽減し、自分のペースで学習を続けられるようになりました(Do)。
その結果、新しいスキルを無理なく取り入れることができました(Have)。
またBさんは、新しいスキルを取り入れる際に、「すべてを一度に学ぼうとせず、小さく始める」ように意識して実践しました。
たとえば、座談会や学びワークショップに参加して他の実践者の経験を聞く…などの小さな行動を続けた結果、無理なく成長を実感できて定着度も上がっていると感じています。
「Be → Do → Have」を、どう実践するか?
Be → Do → Haveの考え方を実践するためには、次の3ステップを意識します。
1. 「どんなカウンセラーで在りたいか?」を明確にする(Be)
- 「クライアントの可能性を信じられるカウンセラーでありたい」
- 「自分も成長し続けるカウンセラーでありたい」
- 「クライアントにとって安全な存在でありたい」
2. その在り方に沿った行動をする(Do)
- 「クライアントの可能性を信じる」 → どんな小さな変化も認め、励ます。
- 「成長し続ける」 → 月に1冊は心理学の本を読む、勉強会に参加する。
- 「安全な存在でありたい」 → どんな話も否定せず、受け止める姿勢を持つ。
3. 結果として望むものが得られる(Have)
- 「クライアントの可能性を信じる」 → クライアントが自己肯定感を持てるようになる。
- 「成長し続ける」 → 自分の知識やスキルが更新される。
- 「安全な存在である」 → クライアントがより深い話をしてくれるようになる。
カウンセラーとしての「在り方」から成長をデザイン
Be → Do → Haveの考え方を取り入れ、カウンセラーとしての自分の在り方を基準に生きて、本当に納得できるキャリアを築いていくためのサードプレイスが、当・実践ライフ倶楽部です。
まずは、今日から「どんなカウンセラーで在りたいか?」を書き出し、それに沿った小さな行動をひとつ決めてみる一歩から始めてみるのもオススメです。



